横澤隆史の場合３ 感想

はいじゃあ桐横感想です！
トリチアにやさしい桐横でした！！

ちょぴっと追記しました

最初の短めの話は書き下ろしでしたかね？？
三人で映画館に行く話でした。
いっつも思うんですけど桐嶋さんいつも浮かれ過ぎですよ…。
映画館で手を握るとかそういうベタなことをね！しちゃう悪い大人ですよ！！

プライベートで桐横がなかよくほのぼのしてるのも好きなんですけど、やっぱりここはセカコイですし働く姿がいいんですよ。
今回の会議室で桐嶋さんの叱責を真正面から受ける横澤さんっていう図がすげーよかったです。
どうも営業部にはどうしようもない社員がいたらしくて、仕事を山積みにして営業部を去って行ったそうです。
そこで迷惑を被ったのがジャプン編集部でありまして、この落とし前はどうしてくれるんだ、ということでした。
桐嶋さん怒ると怖いんですよ。
他の社員もたぶんそう思ってます。
そして運悪く営業部の上司は休暇中で、横澤さんより立場が上な人もいるにも関わらず横澤さんが矢面に立たされた、というわけです。
最近桐嶋さんと仲良いし、横澤さんから謝ればすこしはマシになるだろうという魂胆ですね。
ここの、
営業部で問題が起きる
↓
ジャプンが怒る
↓
横澤さんが営業の代表として頭を下げる
↓
大人げなく桐嶋さんがプライベートと公私混同して横澤さんを叱る
（夏休みの旅行を断られた腹いせに「お前の『恋人』は『仕事』なんだろ？」ってみんなの前で…おとなげない…。）
↓
会議が終わったあと横澤さんがこっそりプライベートを混ぜるなと怒る
↓
ばれてたかとあっさり認める
↓
だけど横澤さんを前に出せばいいと甘えてる営業にも怒ってたんだよ

……という流れが個人的にすごく理想の桐横でありました。
今日中になんとかしろっていう無理難題を横澤さんに吹っかけるのも、営業部の人間に対するパフォーマンスってわけです。
高野さんといいこの人といい、できる男は公私混同がうまいね…そんなんでいいのか。
「あいつら横澤に甘え過ぎなんだよ」っていうのはすごく桐嶋さんの愛だなって思いました。
そしてはいはいお待たせスーパートリチアタイムですよ！！
まあトリチアっつってもトリしか出てこないわけですが、訓練されたトリチアファンはトリの行動を見ればだいたい千秋のこともわかりますよね…。
トリチア成分抜きにしても横澤さんとトリが仲良くしてたら嬉しいな～って思ってたのでトリ好き人間大歓喜であります。
トリも横澤さんもお互いちょっと気分が落ち込み気味のところに出会って、ふと会話が生まれてって、絶対二人仲良くなれるよ！！
トリは企画が進みかけてたアニメの企画がなくなってしまったことでちょっと落ち込んでたみたいです。
これは千秋の作品とは別かな～。
制作会社が前の作品で赤字を出したせいで女の子向けアニメはしばらく手を出さないとかなんとか言われたらしいです。
作家も楽しみにしてたので何と説明したものやら、という真面目なトリらしい悩みです。
そんなトリを横澤さんが励まします。
アニメでコケた作品とは全然違って、いい作品だと思う。
だからトリの担当作品アニメ化を蹴ったことを後悔させてやれっていう横澤さんらしい励ましでジーンとしました。
横澤さんもトリに負けず劣らず真面目だから、ちゃんと自分ところの作品は目を通してちゃんと評価してくれてるんです。
だから自信持ってあきらめるな、っていい友情過ぎ……。
そしてトリはトリで鋭いので横澤さん悩んでるっぽいことにちゃんと気付きます。
しかし横澤さんの悩みは日和のお誕生日会にふるまう手料理をどうするかということなので話せるはずもなく。
しかし、ふと思い出すのはトリが料理上手だという噂。
噂っていうか丸川ん中でトリの手料理の話すんのなんて高野さんくらいなわけだから、横澤さんの耳に入るのもよく考えれば当然ですな。
関係ないけどトリの手料理食べる高野さんっていうシチェーション萌え過ぎて頭おかしくなりそうじゃないですか？？
本編で切に望む次第です…。
そして、さりげなーく、料理について尋ねる横澤さん。
トリの謙遜ぶりがもどかしいね！
トリが料理上手になった理由は
・母親が昔から台所仕事を手伝わせてきた
・大学から一人暮らしだった（←重要☆）
・レシピサイトを見たり本を買ったりする
・「好みに偏りがあるので色々試すようにしてます」「へえ、羽鳥にも好き嫌いあるんだな」
Oh…神よ…好き嫌いがあるのはトリではなく彼の恋人です…
ハーンもうご馳走様もいいとこですよ！！
横澤さんも意外と鈍いのかもしれないですね、高野さんなら絶対ここでピンときてるはず…！！
このあたりのシーンはうむ！とかよし！とか膝を叩きながら読んでました…ありがとうございますありがとうございます。
そして桐嶋さん懸念の夏休みは無事三人で海にいけることになりました。
桐嶋さんのアロハ＋グラサン＋海パン姿見たときにはヘヘッ…ってなりましたね。
似合ってんじゃねーの…こういうあざといのにめっぽう弱いです…。
この海でひよりが不良に絡まれて保護者である二人があらわれるとかそういうのにも弱いです。
最強の保護者ですね！！
あ、ちなみにこの話のメインエピソードは桐嶋さんがお見合いするという噂聞いて悶々する横澤さんっていうことだったんですが、完全にストーカー女に食われてました。
私最初あのストーカー女が見合い相手かと思いました。
あんまりセカロマで露骨な悪役の女って出てこなかったので、桐嶋さんが突き飛ばされたところに差し掛かるまで完全に油断してました。
今回のラストのやりとりは大人の素直さって感じですごく好きです。
あと私はあれですね、受けの「あんた」呼びが大好物なので横澤さんの台詞には毎回ウハウハしています。
「――あんたはカッコいいよ」っていう台詞が３巻の中で一番好きです！！
後日談もひよの誕生日ですが、ひよの彼氏候補登場？って感じで心中穏やかならざる保護者二人でした。
しかし横澤さんはひよの成長に感慨深げにしてるけど、桐嶋さんはいっしょについてきた少年の保護者に対してヤキモチをやくという歪みないですな。
当のひより本人は天然なのか脈なしなので父親としてはそっちはむしろ心配してないのかも。
ひよりはしばらく大丈夫だけど、俺の隆史の方が心配ってわけですな。
それから横澤さんとトリの間で確実に友情が育まれております。
冒頭のエピソードのあと、アニメ化に関して横澤さんが裏で色々と手を回してくれたみたいで、トリがお礼を言います。
横澤さんほんといい人…。
お礼に自分の使っていたという料理の本をくれるトリなんですが、ページを強く開いた跡があるのはハンバーグとか子供っぽい料理のページで、意外だな、と思う横澤さん。
違うんです！好みが子供っぽいのはトリではなく彼の恋人なんです！！
ていうかほいほいおいしい料理作ってるように見えたトリも、千秋が好きな料理をおいしく作れるように努力してたんだな～って思うと涙が止まりませんね。
羽鳥芳雪という男がますます好きになりました、ありがとう横澤さん。
おまけ漫画は桜さんのウェディングドレスが発掘された話でした。
も～デリカシーのない父親ですね～桐嶋さんは！
横澤さんにウェディングドレスをあてて撮った写メを高野さんに送りつけるのとかほんと子供っぽい…。
横澤さんは真面目だから、いつか桐嶋さんとのこともちゃんと高野さんに話さなきゃって思ってるみたいですけど、この調子だと高野さんの方が先に勘づくんじゃNE～NOって感じですね！！

（追記）
そいえば２巻に引き続き相変わらず雪名と仲良しさんでしたね。
横澤さんが２８歳って知ってびっくりする雪名普通に失礼だ～って思ったけど、そらあ木佐さんと比べたらびっくりでしょうね…納得。
木佐さんの童顔っぷりは丸川七不思議って言われてました。すごい！