トリチアの醍醐味

千秋にとってトリと付き合い始めたことは、単にトリのことを恋愛対象として好きになり始めた以上の意味があると思うのです。
これまでの千秋はトリに世話を焼いてもらうことを「担当だから」「幼なじみだから」と当然のように受け取っていたけど、あの騒動で初めてトリが自分から離れていく可能性を知ったんだと思う。
それまでずっとそばにいるのは当たり前だと思ってたよなーきっと。
そんでトリと離れたくない一心で必死で引き止めて、トリの告白を受け入れて。
そこまでは一生懸命過ぎてわりと考えなしの行動だったような気がするんですが、幼なじみ・担当から一歩踏み込んで恋人になった時に千秋は気付くんですよ。
今までみたいに当たり前な顔してトリの好意を受けてるだけじゃ、トリといっしょにはいられないということを。
いや、トリも千秋の元を去るつもりは毛頭ないでしょうけど、でも千秋はこれからは自分も努力しなくちゃいけないことに気付くんです。
そこまではっきりした意識じゃないかもしれないけど、漠然とこのままじゃいけないって思い始めてると思う。
まあどうしてそういうことを思うかというと、今まで以上にトリのことが好きになったからなんですけど！

トリのことが好きだ
↓
俺から離れてほしくない
↓
そのためには俺も何かしなくちゃダメだ

っていうこれまでのトリとの関係を見なおすきっかけになったんじゃないかなー。
事実トリの誕生日には何もしてやってないどころか思い出すことすらなかったってけっこうひどかったですし笑。
（トリは気にしてないとしても）
たぶん千秋は千秋であるだけで無条件にトリに愛してもらえると思うんだけど、そこで千秋が明確な意志を持って「トリの恋人になりたい」と思った時に、初めてカップルとして完成されるんじゃないかと思うのです。
その具体的な表れが4巻10話の「恋人だ！悪いか！」であり、高屋敷に対する「よろしくお願いします」であり、「浮気すんなよ」であるわけです。
この千秋の（えろい意味に限らない）積極的な意志を感じられる場面がトリチアの醍醐味だよね！！
という話でした。


拍手ありがとうございましたー！
コメントもありがとうございます。
また追記でお返事です。

＞ゆらさん

こちらこそゆらさんがセカコイコミックス読まれてすごい嬉しいです！！
私も６巻が待ち遠しくてたまりません…！
テキストも読んでくださってありがとうございます。
こう、千秋の意識がどんどん変わっていくのがたまらないですよね。
「すべてを支配している」とか「もう自分一人の体じゃない」とか表現がどんどんえらいことになっていくので４巻はほんとニヤニヤしっぱなしでした。
そういえばみーたんの奥様ばバレリーナなんですよね。
漫画に出てきた似顔絵も確かにマライヒっぽかったです笑。
パタリロトークにもお付き合いくださってありがとうございます笑。



＞ぱんださん

嬉しいお言葉ありがとうございます！
こう、千秋がどんどんトリのこと意識してどうしようもなくなっていくのがたまらないですよね！という気持ちが溢れ出て止まらないです。
最初はトリに流されてる感じだったのに、どんどん千秋のほうがトリのことを好きになっていくという…。
なんだかんだで千秋ってすごい素直ですよね！
原作の中でも、千秋ってほんとにトリのこと好きになっちゃったんだよなあと思う描写が出てくるときゅんきゅんしてしょうがないです。
トリはけっこうムードにこだわる派なのでスカイツリーの夜景を見ながらとかやってくれそうですよね。
千秋の誕生日後日談のムードにこだわるトリが個人的にすごいかわいいと思ってしまいました…。
トリも元々の性格がロマンチストなので少女マンガ編集に向いているのでは？と思います…。
そう思うと千秋とトリのコンビが作り出す漫画がエメラルドで一番乙女な漫画になるのも納得！ですよね。
千秋の照れも大好物なので、また更新したときには読んでくださると嬉しいです！


＞１３日にメッセージをくださった方

コメントありがとうございました！
しますよね…暴走…。
もしうっかり言ってしまった場合千秋がどうなるかは火を見るより明らかなので私も千秋にはやめておいたほうがいいと忠告したいです笑。
でもそういうことに限ってうっかり口が滑ってしまうのが千秋のような気もします。
まあ千秋が言っても言わなくてもトリは一生千秋の面倒を見るつもりでいるでしょうけれど！！