１００エーカーの純情

今度引っ越しをするにあたって実家の片づけをしていたのですが、原稿を発掘したのでピクシブにアップしてみました。
この漫画は私が初めて作った同人誌で、右も左もわからないながら完成させた思い出深い本です。
ネームを切って、この漫画をどうしても本にしたいと思って、思い切ってオンリーに申し込んで、わからないことだらけで焦ったり困ったりしたけど楽しかったな～。
同人誌が欲しくてイベントに一般で初めて参加したのも純情シリーズにハマったおかげですね。
ここから同人活動のフィールドがわーーーっと広がったような気がします。
当時ちょうど自分で自由になるお金が増えたっていうのも大きいかな。
なんにせよ何かやりたいことがあったら自分で調べてお金出せばできるんだ！っていうことがわかったことですごく視野が広がったと思います。
それまでは同人誌とか憧れるけどどうやって作ったらいいかわかんないし、誰かゲストに呼んでくれないかなーっていうナメた気持ちを抱いていました。
それが、この本は自分で全部作らねばならぬと決意してから大体なんでも自分でやれるということに気付きました。
春菊先生と、それから当時純情で活動されていた方々と、あと当時からブログ見てくださっていた方々に深く感謝です。
ずっとエゴブログやってたんだからエゴ本出せばいいのにと思いつつもミニマム本なんて作って売れるんだろうか…とドキドキしながらオンリーのスペースに一人座ってたことがまるで昨日のことのようです。
それでも本を手に取ってくださる方がいて通販を申し込んでくださる方がいて、感想をくださる方までいて！
小規模な活動ではありますけど一つ一つが全部嬉しかったので、今まで同人活動続けてこられたんだなあって思います。
今はちょっと大きな声では言えないジャンルで活動していて自分でもどこへ行きつくやら…という感じなんですが、同人活動の楽しさを教えてくれたのは純情シリーズです。
ありがとう。
当時この本を買ってくださった方には申し訳ないとは思いましたけど、再版する予定もないのでピクシブに上げさせていただきました。
さらっとアップしたことを告知するだけのつもりだったんですが、妙に感傷的になって長文を書いてしまった…。
正直な話本が売れたり売れなかったりで一喜一憂はありますけれど、本はやっぱり作ってる時が一番楽しいです。
そういう楽しい気持ちに浸ってる時、この本のことを思い出します。