強さとか色々

シエル読みました。
以下セカコイのネタバレ感想ですー。

今まで横澤さんのことを律にいやなことを言ういやな奴と思ってたんですが、
（律は多分にそう思ってると思う）
今月号のシエルで私はやっと悟った。

横澤さんが散々律に言ってることって、あれきっと自分に言い聞かせてる。


お前が近づくのは政宗は迷惑だとか、お前は政宗に相応しくないとか、
政宗に必要なのは俺だとか、どうせ遊びだったんだろうとか、
まあ色んなこと言ってるけど、そういうことを大声で言い放たないと自分の心が折れてしまうんじゃないかな。

高野さんが荒れてた頃、確かに高野さんには横澤さんしかいなかったんだろうけど、
その期間に横澤さんも高野さんしかいないって思うようになってしまったと。
高野さんに依存されるうちに横澤さんも高野さんに依存するようになってしまった。
こういうの何て言うんだっけ？転写？転移？
高野さんが回復するというのはすなわち横澤さんに対しての依存からの脱出なのに、
横澤さんの高野さんに対する依存（というか独占欲？っていった方が適当かな？）は消えなかった。
今高野さんの心が求めてるのは律だってことは見りゃわかるんだけど、それを認めてしまうのが横澤さんは耐えられない。
それは元々あるプライドだったり、高野さんが一番誰かの手を必要としているときに傍にいたという自負だったり。
高野さんはそれほど強い人間じゃないって前書いた気がするけど、横澤さんもたぶんそうなんだよなあ。
そうく意味でも似た者同士で気が合うのかもねー。

でもまあセカロマでは素直に好きって言えた人が勝ちだからね！
ちゃんと伝えなきゃって思えた律の方が強い、ってことになっちゃうんだよね～。
高野さんが評価してるのも、この律の強い部分だと思うんだ。


冒頭のタクシー云々のところがなんかすごくお気に入りです。
律の感覚と高野さん＆横澤さんの感覚がずれてるところが可愛い。
３人でテレビ見たりとかしたら、二人が笑ってるところで自分は笑えなくて、
自分が笑ったところで二人が笑わなかったりしてショボーンてなる律が見たいです。
高律のイメージとしては、温室育ちのお嬢様学校に通う生徒がちょっとワルっぽいところのある先生に惹かれて卒業後駆け落ち結婚しちゃった夫婦…みたいな感じ。
くっついた後も、いつまでも律は敬語が抜けないといいな～。